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商品撮影は絞りを活用する-続々被写界深度の紹介

商品撮影をするときは、コンパクトタイプのデジタルカメラでも絞り優先AEを活用して、商品全体にピントのあった写真を撮影するべきと『商品撮影は絞りを活用する-被写界深度の紹介』で説明しました。

またコンパクトタイプのデジタルカメラでは、絞りの調節できる範囲が限られるので、、より効果的な高級タイプのレンズ一体型のデジタルカメラを使用して撮影するとどのように写せるのかを『商品撮影は絞りを活用する-続被写界深度の紹介』で実例を紹介しました。

では、最後にデジタル一眼レフで撮影するとどのように写せるのかを紹介いたします。

デジタル一眼レフの魅力は、解像度が高い、ピント合わせが早い、ラティチュードが広いので白とび、黒潰れしにくいなど色々ありますが、なんと言ってもレンズが交換できること、コンパクトデジカメよりも圧倒的に明るい(開放F値が低い)レンズが使えることが魅力ではないでしょうか。

コンパクトタイプのデジカメだと、レンズの開放F値は明るくてもF2.8どまり、入門機や、カタログスペックだけを狙った高倍率ズームになると3.5や4.5の開放F値も珍しくありません。

ところがデジタル一眼レフの交換レンズだと、開放F値は2.8はおろか、2.0や1.4なんていう明るいレンズもあります。ちなみに、F2.8からF2.0になると一段明るいと表現しますが、F値が1段明るくなると入ってくる光の量は2倍になりますので、シャッター速度は2倍速くなります。またF2.0からF1.4も同じく1段分ですので、F2.8に比べるとおなじ軽さでも4倍早いシャッター速度が使えます。F1.4ともなると、日が傾いてきた夕方や、曇りの日でも屋外であれば手持ちでも十分に実用的で、手ブレの可能性もぐっと低くなります。

ただし、F値が小さく、絞りをより開けられるようになると、それに伴って被写界深度は急激に浅くなります。被写界深度が浅くなると、背景をぼかして、『非日常的なオシャレな写真が撮れる』と、カメラ女子「きょん♪」さんも言われていますが、印象的なイメージを狙った写真では効果的でも、こと商品撮影、それも中古を中心としたオークションの出品物には、逆効果の場合もあります。

まずは、被写界深度がどれだけ浅くなるのか、実例をご紹介したいと思います。

今回使用したのは、ソニーのα700という中級機と、ミノルタ時代の中望遠レンズ85mmF1.4を使用します。先ずは、絞りを開放してF1.4で撮影してみます。いつものごとく、写真をクリックすると拡大表示します。今回は、ぼけ具合をきちんと見て欲しいので、ぜひ拡大してみてください。

F1.4で撮影
ソニーα700と85mmF1.4でF1.4で撮影

もう、ぼけぼけですね。ピントは向かって右側手前のバンパーの先端に合わせたのですが、ピントがきちんと合っていると範囲はわずか数ミリの奥行きしかありません。

今回のようにレンズの最短撮影距離(ピントが合わせられる一番近い距離)ギリギリになると、このように被写界深度は極端に浅くなり、ピントを合わせるのがとても難しくなります。

人間の身体は常に上下左右だけでなく、前後にも動いていますので、ここまで被写界深度が浅いと、身体の前後のブレに影響されて、狙った位置からピントがずれますので、三脚必須です。


またピントのあった場所以外は極端にぼやけてしまうので、ある一点を意図的に着目させたい場合はとても効果的な方法です。現に、ボートレイトと呼ばれる人物撮影では、人物を背景から浮かせて印象強くするために、絞りを開放近くにして意図的に背景をぼかす手法もあります。

ただし、オークションに出品するための商品撮影では、よほど明確な目的がない限りは使うべきではないでしよう。今回の例では、もうボディーの真ん中から後ろがどうなっているのかさっぱり分かりませんので。

では、以下絞りを1段ずつ絞って順番に紹介していきましょう。

F2.0で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF2.0で撮影


F2.8で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF2.8で撮影


F4.0で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF4.0で撮影


F5.6で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF5.6で撮影


F8.0で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF8.0で撮影


F11で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF11で撮影


F16で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF16で撮影


F22で撮影
ソニーα700と85mmF1.4のF22で撮影


ミノルタの85mmF1.4では、最小絞り値がF22が限界ですので、これで終わりです。

難しい説明は省きますが、デジタル一眼レフでは、撮像素子の大きさの関係で、コンパクトデジカメより背景のぼけ方が大きくなります。そのため、コンパクトでジカメよりも、よりいっそう絞りを絞り込まないと、背景までピントの合った写真が撮れなくなります。

絞りを絞り込むと、よりシャッター速度が遅くなりますし、そうなると写真のノイズが増えたり、さらには回折現象といって、光が小さな穴を通るときに光の一部が広がる現象のために、実質的な解像度が落ちたりもします。

デジタル一眼レフはとてもよいカメラですがネットオークションなどに掲載する写真を写す限りにおいては、あまり必要性はないように思います。現に私自身も『商品撮影は絞りを活用する-続被写界深度の紹介』に掲載したDiMAGE A1をメインに使用しています。

これからオークションの写真を綺麗に写したいと思っている方は、先ず今手元にあるカメラを存分に活用して、それでも物足りなくなれば、より高機能なレンズ一体型デジカメなり、デジタル一眼レフを購入したら良いと思います。


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オークション楽しいですよぉ~
コメントありがとうございます。
オークションは楽しいですよぉ~
不用品が現金になるのも、もちろん楽しいのですが、最近では落札者の方と色々なやり取りをすること自体がとても楽しいです。
ぜひ楽しんでください。
また、こんなこと教えて~とかあれば、ご意見をお願いします。(^^)
by: おっくん * 2008/09/24 16:33 * URL [ 編集] | UP↑

最近、オークションに出品しようかと検討中でしたので、おっくんさんの記事を参考に出品準備を進めています♪

オークションは出品者としては初心者ですので、たくさん勉強させてくださいネ(*^m^*) ムフッ
by: きょん@カメラ女子 * 2008/09/24 09:13 * URL [ 編集] | UP↑















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delightauctions

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商品撮影の素人写真家(笑)
プロカメラマンではありません。コンテストなどの入賞経験もありませんが、2008年にフォトマスター検定の1級には合格しました

現在Yahooオークションの出品で評価が250を超えました。出品のための商品撮影を中心に私なりに学んだオークションのノウハウなどを書き綴っています。

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